鳥栖市 まごころ医療館は内科・外科・整形外科を中心とした入院もできる総合診療クリニック

新型コロナウイルス
抗体検査について

【当院における新型コロナウイルス関連の自費検査】
検査項目 PCR検査 抗体検査(定量)
検査対象 ウイルスの遺伝子 IgG抗体 & IgM抗体
(中和抗体)
内容 新型コロナウイルス感染の有無を高感度に測定 ワクチン接種後や感染後の
抗体量を測定
検査材料 鼻咽頭ぬぐい液 血液
結果判明 約1時間 3~4日
料金 ¥9,500(税込) ¥3,500(税込)
備考 陰性証明書含む(郵送) 報告書含む(郵送)

※抗体検査はワクチン2回目接種後、3~4週間以上経過してから検査することが推奨されています。

中和抗体とは、新型コロナウイルスとヒトの細胞が結合する箇所を阻害する抗体で、ウイルスの感染や重症化を防ぐ効果があります。

今回、当院で実施するのは「ロシュ・ダイアグノティックス社」製の試薬を用いた抗体検査です。アメリカやイギリスで既に承認済みで、日本政府が実施している1万人抗体検査にも用いられた非常に精度の高い検査となっております。

上記の検査では、中和抗体価が0.8 U/ml以上で陽性(抗体あり)と判定され、15U/ml以上でウイルス感染を十分に防ぐとされており、250 U/ml以上で高力価といわれます。しかし、これらの数値はまだ十分に評価が定まっておらず、あくまで参考値とお考えください。

現在、日本国民の半数以上で2回のワクチン接種が完了しておりますが、ブレイクスルー感染をおこす例も散見されています。 心配な方は、一度ご自身の中和抗体の量を確認してみてはいかがでしょうか。

<同様の抗体検査を用いた報告例>
※下記の報告に関しては、単位や数値から当院と同じ試薬を使用していると推測されますが、厳密な確認はできませんでした。数値の解釈についてはご自身で慎重にご判断いただきますようお願いいたします。

①千葉大学医学部付属病院で、病院職員1774名に対してファイザー製ワクチンを2回接種して2~5週間後に抗体検査を行ったところ、99.9%の方で抗体陽性を認め、中央値は2060U/mlでした。新型コロナ感染歴あり、女性、抗アレルギー薬を内服している方は抗体価が高い傾向にあり、免疫抑制薬やステロイド治療、高齢、毎日飲酒している方では低い傾向がありました。

②和歌山県福祉保健部で、医療従事者474名に対してファイザー製ワクチンを2回接種して3~4週間後に抗体検査を行ったところ、98%の方で高力価の中和抗体(250U/ml以上)が認められました。

③国立病院機構宇都宮病院で、医療従事者378名に対してファイザー製ワクチンを2回接種して3ヶ月後に抗体検査を行ったところ、全年齢の中央値は764U/ml(20歳台は約1000U/ml、60~70歳台は約500U/ml)であり、喫煙されていると低い傾向(喫煙歴なし:919U/ml、喫煙歴あり:528U/ml)がありました。

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