※木曜・土曜日の診療は13:00まで
※診療時間30分前で受付終了になります。
訪問診療後の診療開始時間は、状況によって前後する場合があります。
診療科 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | |
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ペインクリニック | 午前 | - | - | - | - | - | 第1、3:本山 正岩 |
第2、4:中川原 三和子 |
三叉神経痛は、顔面に一瞬激しい痛みが走る疾患です。
脳の髄液が溜まった動脈が三叉神経を圧迫していたり、脳腫瘍によって痛みが起こったりと、患者さんによって原因はさまざまです。
治療には投薬や神経ブロック、手術などの方法があります。
なかなか治療が難しいと思われている偏頭痛ですが、ペインクリニックなら局所麻酔薬を注射する神経ブロックで痛みを軽減できる可能性があります。
首や肩、腕のこりや痛み、疲労感や脱力感、手指のしびれや冷汗などが起こることを頸肩腕症候群と言います。
頸肩腕症候群は状況に応じて鎮痛剤や漢方、鍼を用いて治療を行っていきます。
突然顔の半分がうまく動かせなくなる症状を顔面神経麻痺と言います。
ほとんどの場合は「ベル麻痺」と言われる原因不明の突発性の麻痺で、循環障害による神経の腫れが要因と言われています。
顔面神経麻痺は抗ウイルス剤やステロイドといった投薬治療を中心に、改善が見られない場合には顔面神経減荷術という施術を行うケースもあります。
帯状疱疹後神経痛(PHN)は、日常生活に支障をきたすほどの痛みを感じる方も多くいらっしゃいます。
その痛みは刺すような痛み、焼けるような痛みとも表現されるほどで、帯状疱疹の合併症としては最も頻度が高いと言われています。
当院では、難治性疼痛に対して、神経ブロック、漢方の処方、はりきゅう、遠絡療法などを組み合わせて治療します。
患者さんの症状や治療に対するご希望に沿って、無理のない治療で痛みを緩和していきますので一緒に治療を頑張っていきましょう。
神経ブロックとは、神経やその周辺に麻酔薬を注射して、痛みを緩和する治療方法です。
一度で痛みを完治させるものではなく、薬物療法と併せて実施するのが一般的です。
神経ブロック療法には、いくつか種類があり、痛みの種類や症状により使い分けていくことが必要です。
星状神経節ブロックは、首の付け根やのどの付近にある「星状神経節」という交感神経の節に麻酔薬を注射して、交感神経の機能を一時的に抑える方法です。
硬膜外ブロックは、背骨の下に麻酔薬を注射し、神経の興奮を抑えて痛みを緩和する方法です。
痛みを生じさせるポイントとなる筋肉に直接麻酔薬や鎮痛薬などを注射し、痛みをとります。
「はり」は、細い金属の針を体のツボに刺して痛みを軽減する方法で、「きゅう」はもぐさに火をつけてツボに乗せる方法です。
はりきゅうには、筋肉の緊張を和らげたり血行を改善したりと、さまざまな効果があります。
ペインクリニックでの使用はもちろん、自律神経を整えるための治療にも役立ちます。
遠絡療法とは、東洋医学の一つで、有効なポイントを押したり鍼を使用したりしながら刺激していくという治療方法です。
人間の体内には、血液・体液・リンパ液・髄液・神経の流れなど、多くの「生体の流れ」があります。
身体の不調が起こるのは、この生体の流れが滞ってしまったため、ちょうど川の流れが土砂災害などでせき止められ、水が流れなくなってしまったのと同じような状態が原因で引き起こされるものと考えています。
遠絡療法では痛みのある患部に直接触れることなく、痛い箇所とつながる別の部分を刺激することで実際の痛みを和らげていくという特徴があります。