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関節リウマチは、免疫の働きに異常が生じることで起こると考えられていますが、明確な発症の原因はまだ解明されていません。
いわゆる自己免疫疾患の一つで、体質的にかかりやすい人が発症すると言われています。
遺伝性も考えられますが、一般的にそれほど強い遺伝性はないとされています。
起床時に体がこわばることが関節リウマチの特徴的な症状です。
そのほかに関節炎や関節に水が溜まること、腱鞘炎、関節の変形などが見られます。
関節以外では、肺に障害が現れたりリウマチの炎症によって腎不全が起こったりするケースも考えられます。
関節リウマチかどうかを判断するためには、問診、診察、血液検査などを行います。
近年は「関節1ヵ所でも腫れていて、画像診断で骨びらん(炎症による骨病変)が確認できれば、関節リウマチと診断する」という基準が発表されました。
関節リウマチは、関節をなめらかに動かすための組織から始まり、次第に軟骨や骨に影響を及ぼしていきます。
進行すると、炎症を起こす物質が次々と生み出されるようになります。
中には軟骨を破壊する作用を持つものもあり、壊れる骨の量が新たに作られる骨の量を上回ると骨が破壊されてしまいます。
関節リウマチの治療では、生物学的製剤を使用します。生物学的製剤は、関節リウマチ治療を劇的に変えた薬剤です。
従来から使われていた薬で効果がない場合、抗リウマチ薬で関節の破壊を食い止めます。